ESは書けたのに、声に出すと長くなったり要点が後ろに隠れたりすることがあります。文章を丸ごと覚えるのではなく、伝える結論を一つ決めてから材料を並べ直すと、話す内容を整えやすくなります。
まず、伝える結論を一つに絞る
自己PRの最初に置くのは、聞き手に覚えてほしい強みです。強みを二つ以上並べるより、その場面で最も説明しやすい一つを選びます。
「私は調整力があります」のように結論を短く置き、その後に根拠となる経験を続けます。ESのすべてを話す必要はありません。
ESから役割・課題・行動・学びを抜き出す
元の文章に印を付け、次の四つの材料を別々にメモします。事実と評価を分けておくと、具体例を自分の言葉で説明しやすくなります。
役割
自分が任されていたこと、周囲と分担していたこと。課題
当時、進行を難しくしていた状況や不足していたこと。行動
自分が考えて実際に行った工夫や働きかけ。学び
その経験から分かったことと、次に生かしたいこと。
結論、根拠、具体例の順に並べる
結論の次に、その強みを示す根拠を一文で置きます。続けて役割、課題、行動、学びを必要な分だけ具体例としてつなぎます。
最後は、強みを今後どう生かしたいかで締めます。応募先に合わせる場合も、実際の経験にない内容は足しません。
架空の例:説明文を話し言葉へ変える
書いた文章をそのまま読む前
授業の共同作業で複数の担当を経験し、話し合いを重ねながら提出物を完成させた、という出来事を時系列で長く説明している状態です。
要点を並べ直した後
私の強みは、意見を整理して次の行動につなげる力です。共同作業で進め方が決まらなかったとき、各自の希望と期限を整理し、役割を確認しました。その結果、全員が進め方を共有できました。この経験から、合意だけでなく次の一歩を明確にする大切さを学びました。
これは説明用の架空の例です。自分の自己PRでは、実際の役割、行動、結果に置き換えてください。
声に出して、自分の速さで削る
日本語の文字数だけで「60秒」と決めず、実際に声に出して自分で時間を計ります。早口にして収めるのではなく、重なっている説明を一つずつ減らします。
- 同じ意味を繰り返す形容詞を削る。
- 背景説明は、行動を理解するために必要な分だけ残す。
- 数字を使う場合は、確認できる事実だけにする。
- 聞き取りにくい一文は、二つの短い文に分ける。
最後に事実と自分の言葉を確かめる
下書きと話す内容の意味がずれていないか、役割を大きく見せていないかを確認します。質問されたときに具体的な状況を説明できる表現だけを残します。
参考資料
構成を考える際は、就職活動と自己理解に関する公的機関の資料も確認できます。
無料会員から始められ、有料プランでは利用枠や機能が広がります。出力は必ず自分の経験に合わせて確認してください。
経験をもとにES下書きと面接質問を準備する